ニューギニアアマガエルは、オーストラリアのクイーンズランドのコケに覆われた熱帯雨林で目立たずに暮らすためにその姿を変化させてきた。体の色はすむ場所によって多少異なるが、通常、褐色がかった緑色の体にさび色の斑点(はんてん)がある。これは生息地付近の小川にあるコケに覆われた岩の色によく似ている。
「Green-Eyed Tree Frog(緑の目のアマガエル)」という英語名の由来は目が緑色であるからではなく、眉のように目の上を彩るラインが鮮やかな緑色のためである。腕と足についているギザギザのナイフに似たひだによってもほかの種との識別が可能である。
メスはオスよりかなり大きく、約7センチメートルまで成長する。オスは、最大約5センチメートル程度で、繁殖の際メスを誘うためにコツコツという小さな音を発する。
ニューギニアアマガエルは、グレート・バリア・リーフに近いクイーンズランド州北東部の熱帯湿潤地域の岩場に多数生息する。この地域の標高の低い場所では個体数は安定しているが、標高の高い場所からは、理由が分からないまま完全にその姿を消してしまった。過去には、おそらく細菌かウイルスの影響で個体数が激減したこともあったが、現在ではその数も回復し、絶滅の恐れはない状態である。