キタヒョウガエルは、高校の理科室にあるホルマリン漬けの標本でおなじみだ。かつては北アメリカで最も多く、広範囲に分布しており、解剖用や食品産業用(足を食用にするため)に大量に捕獲されてきた。
しかし1970年代の初めに、特にカナダおよびアメリカ西部で急激に数が減り始めた。この原因は断定されていないが、環境汚染や森林破壊、生息地の水の酸性化などの要因が組み合わさって起きたと考えられる。
その名の通り、背中と足に色の濃いヒョウのようなまだら模様がついている。体の色は茶色がかった緑だが、腹部は真珠のように白く、背中の両側には淡色で盛り上がった線がある。7〜13センチほどで、カエルの中では中型のサイズだ。メスはオスより若干大きい。
太平洋岸以外の北アメリカ北部のほとんどの地域に生息する。主に池や湿原の近くで見られるが、よく茂った草地でも出くわすことから、メドウ・フロッグ(草地のカエル)という名前でも知られる。
彼らは口に入る大きさなら何でもエサにする。獲物をじっと待ち構え、標的が来ると強力なバネを持つ四肢を使って突然ジャンプして襲いかかる。カブトムシやアリ、ハエ、ミミズ、また自分より小さなカエルや小鳥、時にはガーターヘビさえエサにする。