メジャーリーグのセントルイス・カージナルスのマスコットとしてもおなじみのショウジョウコウカンチョウは人々から愛されており、アメリカの7つもの州で州の鳥に指定されている。鮮やかな赤のショウジョウコウカンチョウはバードウォッチング初心者でも簡単に見分けられ、人家の裏庭やエサ箱にもよくやってくる。
ショウジョウコウカンチョウは渡り鳥ではなく、主にアメリカ南東部のような温暖な気候の地域が生息域だった。しかし最近数十年で、その生息域はアメリカを北上しカナダにまで至っている。冬にエサをやる人が増えたこと、また、公園や郊外にある人間の居住環境に適応する能力があることから、生息数が増加したのではないかと考えられている。
ショウジョウコウカンチョウの特徴である赤の羽毛を持つのはオスのみだ。より明るい赤の羽毛を持つオスの方がメスにとって魅力的だ。メスは人目を引く黄褐色や灰色である。ショウジョウコウカンチョウはよく鳴き、さまざまなメロディーをさえずる。オスは縄張りを守るときには攻撃的になり、ほかのオスが縄張りに侵入すると襲いかかる。この性質のせいで、ガラスに映った自分の姿を侵入者と勘違いして突進し、窓に激突することもあるほどだ。
ショウジョウコウカンチョウはかなり社交的な鳥で、ほかの種類の鳥がいる群れにも参加することがある。繁殖期には群れは、つがい単位に分散する。一夫一婦制で、オスは卵を温めるメスにエサを運ぶ。通常、1シーズンに3個の卵を産む。