ピンク色の水鳥として知られているフラミンゴは、多くの大陸で温暖な湿原に生息し、汽水域、塩湖、アルカリ湖のような環境を好む。外観からは想像できないほど巧みに泳ぐが、実際は広大な干潟で成長し、そこで繁殖しエサをあさる。
オオフラミンゴのように背が高いピンク色の鳥はほかにない。長く細い首はカーブを描き、先が黒く下に曲がっている独特のクチバシを持つ。クチバシが曲がっているおかげで、プランクトンや小魚などの小さな生物を食べることができる。干潟や浅瀬で、長い水かきのついた足を使って水底をかき混ぜる。そしてクチバシまたは頭部全体を水底に埋め、泥と水を吸い込んでその中のエサにありつくのである。フラミンゴのクチバシの先はフィルターのような構造になっていて、エサをより分けてから水分を吐き出す。
フラミンゴのピンク色は、小エビなどの甲殻類をエサとするためだ。しかし、飼育下にあるフラミンゴは、そうした飼料が不足するとピンク色が薄くなってしまう。
オオフラミンゴは、群れやコロニーと呼ばれる集団で生活してエサをあさる。数の多い方が安全であり、泥の中に頭を埋めている間は、それが捕食動物から身を守る手助けとなる。オオフラミンゴは繁殖も集団で行い、交尾が終わるとペアは交代で1つの卵を温める。生まれたばかりの幼いフラミンゴは白色や灰色であり、2年間はピンク色になることがない。また湿地や池が乾燥して食料が乏しい年は、フラミンゴは繁殖することができない。