ワライカワセミはオーストラリアの野鳥の象徴だ。カワセミ属で最も大きな体を持つ彼らは、オーストラリア東部のユーカリの森が元々の生息域である。メスは体重約450グラム、長さ45センチにまで成長する。そのクチバシは10センチまで達することがあり、さまざまな無脊椎動物や小型の脊椎動物、時には小さなヘビなどを捕獲するのに使われる。オーストラリア西部とニュージーランドに持ち込まれて以来、家禽を襲うことがあるので農民には疎まれてきた。
羽は濃い茶色で、頭と下半身は白い。目の周りの濃い茶色が顔の横まで伸びていて、上のクチバシは黒い。赤みを帯びた尾には、黒い帯状の模様がついている。ワライカワセミは人の高笑いのような鳴き声からその名前が付けられた。夜明けと日暮れどきに激しく大合唱するので、「田舎者の時計(bushman's clock)」という愛称で呼ばれることもある。また、ワライカワセミは単婚で、メスは1〜5個の卵を産み、親鳥と年上の兄弟が集まって世話をする。巣立ちしたばかりのときは、通常は親と暮らし次の孵化を助ける。
生息地の消滅が心配されるが、現在のところ絶滅危惧種とは考えられていない。開発された土地にもうまく適応し、郊外でも食物とすみかを確保して生息していることがある。