インパラは、アフリカ東部と南部の潅木地帯やサバンナに生息する中型のレイヨウだ。エサが豊富な雨季になると、数百匹が群れをなして草や潅木、低木や植物の芽を求めて移動する。
インパラは群れを形成することにより、ライオンなどの天敵から身を守る。見張りのインパラは敵を見つけると鳴いて危険を知らせ、群れ全体が飛ぶように逃げ出す。疾走するインパラを捕らえるのは容易なことではない。
インパラは俊足で、10メートルも跳躍することができる。このテクニックを使って敵から逃げ、時にはただ遊びのために跳ねたりもする。またインパラは、3メートルもの高さまで跳んで、潅木や障害物を飛び越えることができる。走っているときのインパラはほとんどのものを飛び越えて進む。
この優雅な動物は、オスが争いのときに使う長く渦巻き状に伸びるツノで知られている。年長のインパラは、ライバルのオスを用心深く牽制しながら、メスの群れとの交尾の権利を主張する。この激しく体力を消耗する繁殖の時期に、オスは挑戦者と戦い、メスの群れを引き付けて交尾を行わなければならない。敗れたオスは、ただうなだれて群れに帰っていくのである。メスは通常交尾の後7カ月ほどで通常は1匹の子どもを産む。出産の数日後に母親と子はメスの群れに戻ってゆく。