ジャックウサギは、実際は穴ウサギではなくノウサギである。ノウサギは穴ウサギよりも大きく、長いうしろ足と長い耳を持っている。ジャックウサギという名前は、その大きな耳にちなんで名付けられたが、当初一部の人々はそれを「ジャッカスラビット」と呼んだ。アメリカの作家マーク・トウェインの著書「西部放浪記」にこのウサギが「ジャッカスラビット」として登場し、その存在が一躍脚光を浴びた。これが、後に「ジャックラビット」と短縮されたのである。
ジャックウサギは5種類存在し、すべてが北アメリカの中西部に生息する。足が速く、最高時速は64キロに達する。力強いうしろ足を使って3メートル以上も飛び跳ねる。敵から逃れるために、この跳躍とジグザグ走行を行う。
オグロジャックウサギは、アメリカの砂漠地帯、低木地、そして農場などを含むほかの開けた場所に生息し、ヤマヨモギやサボテンなどの草や植物をエサとしている。
オジロジャックウサギも、よく見かけるジャックウサギだ。北アメリカの草原や農場に多く生息するが、森林地域にも生息している。大食漢であり1日に1.5キロ以上の草や低木、樹皮などを食べる。
ジャックウサギの繁殖能力は非常に優れていて、メスは1年に数回出産し、1度に1〜6匹を出産する。ジャックウサギの成熟は早く、母親による子育てはあまり必要としない。
ジャックウサギの個体数の増加は、その旺盛な食欲を考えると、農場主にとって大きな問題だ。ジャックウサギは、農作物の保護のためにしばしば捕殺されるが、その数は安定しており保護の必要はない。