南アメリカに生息するボア科のオオアナコンダは、世界最大のヘビである。体長は近縁種のアミメニシキヘビのほうがやや長いが、巨大な胴まわりを持つオオアナコンダの体重は、アミメニシキヘビの約2倍である。オオアナコンダは9メートル近くに成長し、体重は230キロを超える。胴まわりの直径は30センチもあり、メスはオスよりもやや大きい。アナコンダは南アメリカに生息していて、オオアナコンダより小型の、黄色で黒の斑紋があるボリビア種もアナコンダの一種だ。
アナコンダは、主にアマゾン川やオリノコ川流域の熱帯雨林の沼地、湿地や流れの緩やかな川に生息する。地上では動きが鈍いが、水中では滑らかに動く。頭頂部に目と鼻腔があるので、体を水中に沈めた状態で獲物を待ち伏せすることができる。
野生のブタやシカ、カメ、カピバラ、カイマン、そしてジャガーまでも捕食する。アナコンダは無毒だが、獲物を捕えるとその大きな体を獲物に巻きつけ、窒息するまで締め上げる。上アゴと下アゴをつなぐ靭帯は伸縮性があるので、大きさにかかわらずどんな獲物でも丸呑みにできる。大きな獲物を食べたあとは、数週間から数カ月も食べずにいられる。
メスのアナコンダは卵を体内に保持し体内で孵化させる幼胎性で、20〜30匹の子を産む。産まれたばかりの子ヘビは体長約60センチで、産まれてすぐに泳ぎ、狩りをすることができる。野生での寿命は約10年である。