ブチハイエナはイヌによく似ているが、ライオンやトラなどネコ科の仲間に近い。最大で80頭が集まる「クラン」という群れを作って暮らしている。狩(か)りをするときは小さいグループに分かれ、さまざまな方法でいろいろな種類の動物におそいかかる。
動物と植物のどちらも食べる雑食(ざっしょく)。集団でも1頭でも狩りをする。湖に行って魚や鳥、虫をつかまえることもある。
えものをつかまえると、ブチハイエナは笑い声のような声を出して狩りの成功をお祝いする。この笑い声で、食べ物があることを仲間に知らせるのだ。しかし、ライオンなどほかの動物が近くにやってきたら、ブチハイエナは逃(に)げずに戦う。ふつうは数が多い方が勝ってエサを手に入れる。
ハイエナは、とても強いアゴと歯を持っている。えものの肉を簡単にかみちぎり、皮や骨まで飲み込んで消化する。人間が捨てたゴミも好きだ。18キロのエサを一度に食べてしまうこともある。
ハイエナは、アジアの一部とアフリカにある草原に群れで暮らしている。一番数が多いハイエナは、ブチハイエナだ。生まれたばかりのブチハイエナの赤ちゃんは毛が黒く、成長するとはんてん模様(もよう)に変わる。ほかには体の模様がシマウマにそっくりなシマハイエナ、毛の長いカッショクハイエナなどもいる。
群れで暮らすプチハイエナは、なわばりの真ん中に大きな巣穴を作り、めすがリーダーになる。仲間の間では、いろいろな方法であいさつをしたり気持ちを伝えている。どろ浴びなど好きな遊びをするときは、おすや子どもは後回しで、めすがまず楽しむ。
めすのハイエナは巣穴の近くに作った小さな穴で子どもを産む。生まれて数カ月がたつと狩りの練習が始まり、母親といっしょに1年間過ごす。
もっと知ろう
ブチハイエナの学名は、クロクタ・クロクタ(Crocuta crocuta)。
アフリカに住んでいるツチオオカミは、ブチハイエナの仲間だ。
ブチハイエナは何キロも休まずに走ることができる。強い歯とアゴを使ってエサの肉を細かく切り、骨もバラバラにする。
ブチハイエナはエサをつかまえた後で笑い声のような声を出す。
シマハイエナは笑わず、大声でほえることもない。ふつうは1頭で暮らし、死んだ動物の肉を食べている。
毛の長いカッショクハイエナはブチハイエナより小さい。南アフリカに暮らしているが、数が少なくなっている。
